朝晩の空気がひんやりしてきて、現場にも少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
そんな中、工事はいよいよ仕上げの工程へ!
まずは補強土壁の上に、笠コンクリート打設を行いました。
打設中は天気も良く、気持ちの良い気候の中で作業ができました🌞
そして法面では、植生マットの敷設が進んでます。
このマットが土をしっかり押さえて、やがて芽吹く草が斜面をやさしく包んでくれます。
これから新しい”緑の命”が根付いていくと思うと、なんだか嬉しくなりますね🌱
コンクリートで”守る”、緑で”育てる”
そんなふたつの力が重なって、現場は一歩ずつ完成へと近づいています!!
こちらもまだまだ施工中です!
補強土壁の上に、笠コンクリートを打設するための鉄筋を組みました。
鉄筋を組んだあとは発注者立会いでの「配筋検査」です🔍
この検査では、鉄筋の位置・本数・取付方法などが設計通りにできているかを、ひとつひとつ確認します。
配筋検査で問題がなければコンクリート打設へと進みます。 結果は…合格でした🙌
コンクリートを打設すると見えなくなる部分なので、検査項目を写真できちんと残します📸✨
そしてこちらは、10月度の安全教育の写真です。
この現場ではBIMCIMを安全教育でも活用しています!
これから作業をする場所で起こるかもしれない危険⚠を事前に確認して、実際の作業に入ります。
現場を3D化をして見ることで、言葉や書面だけでは伝わりにくい部分も伝えることができます。
「なるほど!」「分かりやすい!」と参加者の理解も早く、とても好評でした😊
先生、現場で急患が…!
今日は現場に”ドクター”がやってきました🩺 その名もDr.pH(ドクターペーハー)です。
名前だけ聞くと、白衣を着たお医者さんのようですが、実は土の酸性・アルカリ性のバランスを整える調整剤のことなんです!
以前の日記にも書きましたが、これから法面には植生マットを貼り付けます。
その時に土の酸性・アルカリ性のバランスが悪いと、法面崩壊/植生マットが枯れてしまう可能性も…
そこで今回はドクターにお願いをして、土を中和する治療をしてもらいました!!
土もバランスが良くなり、すっかり元気になりました!
最後は、このセリフ。お大事にどうぞ~✨
ICT施工で進めていた法面整形作業が無事に完了しましたので、次は出来形確認です🔍
出来形確認もICTの技術を使います。
検査機器を施工した箇所に乗せ、設計データと実際の仕上がりの差異をチェックしていきます。
結果は合格! ICTのおかげで、正確に、効率良く確認ができちゃいました🙌
もちろん、従来の方法でメジャーを使って測定するところもあります!
これからも“デジタルの力+人の力”で、現場は前進していきます💪
魔法の壁、補強土壁がついに完成です🙌
補強土壁が「設計通りに施工ができているか」をチェックする出来形確認を一部ICTで行いました。
1人が計測機器を使用して、壁の傾きや高さなどを”ミリ単位”で計測しています。
そしてスマートフォンで3Dデータと目の前の計測をリアルタイムでチェック。
結果は…「基準値内!OK!」という声が聞こえてきました👂
自分たちが作ったものが最終確認で「合格」がでた時の達成感はやっぱり格別ですね✨
なんとも私たちにとっては怖いタイトル。。
土壌酸度計を挿入し、土壌のPHを測定しています。
なぜ土壌のPHをチェックする必要があるのか?
1⃣ 法面崩壊が、酸性土によって引き起こされた事例があるため。
2⃣ 法面を保護するために貼り付ける植生マットの生育環境を確認するため。
(酸性が強い土では、植物がうまく育たず枯れてしまうこともあります。)
見えない”酸”がトラブルのもと。
私たちは今日も、酸性に賛成しません🙅
土質改良が続いています。
土木工事では、使う前の材料と使った後の空缶・空袋の写真で記録します📸
今回使った生石灰の空袋の写真が2枚目の写真です。。。。なんと470袋にもなりました‼
これ、全部カラっぽです🈳
一方、魔法の擁壁も順調に作業が進んでいます!
ストリップはスキンと垂直に取り付けて、凹凸ができないように水平に設置をしていくのがポイントです👆
完成までもう少し‼ 仕上がりをお楽しみに😊
この現場の盛土はICT管理(衛星を使った盛土の締固め管理)で行っています!
まずは本番前に、試験盛土を実施します。
その試験盛土で決めた回数を目指して、ICT建機(ブルドーザー)を使って盛土を進めていきます。
【試験盛土の様子】
本施工と同じ条件で(材料・機械を使って)転圧回数を決めています。
【ICT盛土の様子】
ほとんど作業者の姿がないですよね‼ これがICT施工のすごいところ✨
3次元データに基づき、ブルドーザーやローラーを自動制御しているんです!!
そしてリアルタイムで盛土の品質を管理できるんです。
高精度でムラのない盛土、ICTがしっかりサポートしています🙌
地下に埋める排水管を設置します!
まずは土が流れないように吸出し防止材を敷き、その上に水はけの良い砂利を敷均します。
そこに暗渠管(あんきょかん)と呼ばれる排水管を配置するのですが、実はこの管には2つの種類あるんです!
■有孔管:管の側面に多数の穴が開いていて、穴から水吸い込むタイプ
■無孔管:管の側面に穴が開いていなくて、水をそのまま流すタイプ
それぞれの場所に合わせて使い分けることで、水が溜まらずにスムーズに流れるようになります!
毎年のこととはいえ、今年は6月くらいから既に夏がきましたね💦
現場でも「え、もう夏!?」と誰かが毎日つぶやいています。。。
そんな暑さに立ち向かうため、現場では熱中症対策グッズ&設備をフル装備!
昔は「根性論」で乗り切れていた夏も、今はそれ、完全に時代遅れですよね😱
命にかかわる暑さの中での作業は、少しでも早く体調不良の変化に気付くことが大切です‼
熱中症対策+皆で声を掛け合いながら、この暑い夏を乗り切ります💪
【グッズの一部】
・クールシート・首掛け式冷暖房扇風機・ヘルメットの中に入れて頭を冷やすジェルパット
【設備】
・エアコン・冷蔵庫(冷蔵庫内には経口補水液や水、お茶などが常備)
擁壁(ようへき)と聞くと何を思い浮かべますか?
最近もニュースで擁壁の崩落が話題になっていましたよね!
今回の現場の擁壁は、そんあウワサの擁壁とは違いますよ!
その名も「補強土壁」といって、土の中に補強材を敷いて垂直盛土をつくっていきます。
使用する材料はコンクリートスキンとストリップの2つのみ!!
このストリップと土の摩擦力で、”粘着力のない砂に粘着力が宿る”魔法のような不思議な現象が…
この魔法使いたちを何層も重ねて、崩れない壁を生み出しています✨
現場では、土質改良に使う”生石灰”を搬入・保管しています。
この生石灰は「水と反応して高温になる危険性があるため、500kg以上を取扱う場合は消防署に届出が必要」になるんです👆
消防署の方が現場にいるのは、保管状況や消火器の配置をチェックをするために来ていただきました👀
安心してください!🔥 決してトラブルが起きたわけではありません😊✨
消防署のチェックも終わったので、さっそく土の改良スタートです!
まずは土質改良機のキャリブレーションをして、計量や制御動作が正しく動くかを確認。
特に問題なし!ということで、土と生石灰を改良機内でMIX‼
次々と生まれ変わった改良土が誕生しています🌱
直線のブロック積みよりも、カーブを描く場所でのブロック積み作業は職人の腕のみせどころ!
まずは現場に納入されたブロックの材料検収です。サイズ・数量・破損に問題なし!
基礎砕石を敷均し、転圧をしてからブロックを設置していくのはいつも通りですが…
下の写真をよーく見ると、基礎ブロックが金具で連結されているのが分かりますか??
こんな風に現場の形状に上手く対応しながら、きれいなカーブをつくっていきます!!
基礎ブロック→根石ブロック↔胴込めコンクリートを繰り返して根石ブロックを重ねていきます。
最後に天端にコンクリートを打設したら完成です!
最後の出来形確認の写真も見事なカーブを描いてますよね✨
職人の技が光る、現場の1枚でした📸
信じられないと思いますが、これからこのコンクリート製の構造物がまるっと土で埋まります。
イリュージョンのように一気にお見せしたいところでが、せっかくなので抜粋してお届けします✨
まずは1層目。人がこんなに小さく見えてしまうほどのスケール感です!
そこから敷均しと転圧を繰り返して…10~16層目あたりが2~3枚目の写真です。
さらに24層目に到達した時点での現場密度試験を行いました。
設計通りに締固めが出ていることが確認できたので、作業続行です!
ついにーーーテッペンの29層まで辿り着きました‼ 濃い青空を背景にオレンジ色の車両がひときわ映えますね。
スタート地点を見下ろすほどの高さまで土を盛り続けた男たち。 ホント、格好良すぎです😎✨
ICT施工は「効率的で省力化できる!」とよく言われています。
現場の地形や施工場所の3DデータをICT建機(ブルドーザーや、ローラー)に読み込ませれば、実際の作業はオペレーター1人で進められる‥はずなのですが…
そもそもの位置データが間違っていたら、全部がやり直しになってしまいます💦
実際に使用する機械の位置情報も「事前にしっかり確認をする」ことが大事なポイントなんです👆
ICT建機:「ここだよ~」
現場の私:「いや、もうちょっとこっちだよ~」
こんな風に、ICT建機が示す位置情報と実際の位置のズレを調整する精度確認を行っています👷♂️
●振動ローラーの精度確認の様子●
3枚目の写真は、実際に施工した場所の色が回数別で変わるので一目で分かります!
●ブレードの位置確認の様子●
実測とICT建機の示す数値を確認しています。
下の3枚の写真。同じことをしているように見えますが、お気づきでしょうか?写っているトラックが全て違います👆
何をしているのかといえば、「過積載防止のために車両の測定」をしています。
過積載は法律で禁止されているので、当たり前ですがルールを守らなくてはなりません!!
その他にも、車両の安全確保、事故のリスクを防ぐためにも積み過ぎはダメです🙅
現場に入る車両全てをきちんと測定して、その車両ごとに積める量を確認してから作業に入ります。
地盤がどれだけの重みに耐えられるかを調べています。
その力を「地耐力(ちたいりょく)」と呼んでいて、数値が大きいほど”筋肉ムキムキ💪”みたいに地盤が強くて固いという事になります!
逆に足りないと、将来的に沈下や歪んでしまう可能性が…。
そうならないように、地盤改良で少しずつ筋力UP‼ ムキムキに近づけていくわけです💪💪
そしてこちらは、試験盛土を行っているところです。
この現場はICT施工で盛土をするので、事前に転圧回数を確認しなくてはなりません。
ではさっそく! 試験盛土の体力測定スタートです🚩
東関東道の延方地区では、以前から工事を行っておりますが、引き続き別場所でも工事を行います!
地域住民の皆さまには何かとご不便をおかけすることもあるかと思いますが、安全第一で作業を進めていきますので、どうぞよろしくお願い致します!
早速ですが、空をお借りしてドローンを飛ばしていますが、何をしているのでしょう?
これは「起工測量(きこうそくりょう)」と言って、工事前に行う測量です。
現場の地形や既存の建物などを細かく確認して、設計図と現地の状況を比較します。
以前は地上から行っていた測量も、UAV(無人航空機)を使って3次元で広範囲を一気に測量できるようになりました!
こうした集めたデータをもとに、これからの工事を安全&正確に進めていきます!